介護腰痛予防対策.com » お薦め情報

お薦め情報










その他・お薦め情報


介護方法とスライディングボード

介護ではどうしても、相手の身体を持ち上げたりする機会が多く、その結果、腰を痛めてしまうという方が大勢いらっしゃいます。

しかし、現在ヨーロッパでは、持ち上げない介護という技術が取り入れられているそうです。日本でも持ち上げる動作に関する負担を軽くすることで身体にかかる負担を減らそうという動きはありますが、持ち上げないというのはいったいどういうことなのでしょうか。

ヨーロッパでは、お互いの距離が45センチ以上の場合、腰を痛めないための持ち上げる重さの上限は12キロとされているそうです。

それ以上の負担がかかっていると、いつ腰を痛めてしまってもおかしくないということです。しかし実際には、相手の上半身を起こすだけでも、12キロなんて簡単に越えてしまいます。

そこでそういった負担を少しでも減らすための道具として、スライディングボードという商品が開発されました。このスライディングボードは主にベッドから車椅子への移動を助けるもので、滑りやすい素材を身体の下に敷いて、持ち上げるのではなく押したり引いたりして移動させるものです。

ちなみにスライディングボードは、ビニールシートなどでも応用が利きますが、専用の商品では表は滑りやすく、裏は滑り止めがされているため、スライディングボードを使った方がもちろん移動は安定します。

とはいえスライディングボードも万能ではなく、いくつかの利用条件があります。ベッドの高さが調節可能であること、車椅子の肘置きが外れる作りであることは必須です。できれば、足置きも外れるタイプのものであることが理想です。

また、介護をされる側がある程度自分で座ることができる方でないと、スライディングボードの利用は難しいかもしれません。一人で座れなくても、手すりを持てば座れる程度であれば充分です。

ほかに、褥瘡・床ずれのある場合には、滑らせて移動する際に傷を悪化させる可能性もあるので注意が必要です。

合うライディングボードを安定して使用するのは使い方に少々練習が必要ですが、介護者の負担を減らすには非常に有効ですので、現在介護をしていて腰の痛みにお悩みの方は、導入を検討してみると良いかと思います。